ほしのいろ

るっかの個人メモ。

ほとんどローカル大学

平成22年度 平成22年度 全国10基幹大学都道府県別合格者実績とその分析

 

知ってびっくりした。

 

北大:半分が北海道出身。

東北大:45%が東北出身。北関東(栃木・群馬・茨城・埼玉)が15%。

筑波大:55%が関東出身。栃木・群馬を除いても50%。

東大:1/3が東京出身。埼玉・千葉・神奈川を足すと50%。

東工大:半分が東京か神奈川の出身。7割が関東出身。

一橋大:55%が埼玉・千葉・東京・神奈川の出身。

名大:半分が愛知出身。岐阜・静岡・三重を足すと75%。

京大:半分が京都・大阪・奈良・兵庫出身。

阪大:半分が京都・大阪・奈良・兵庫出身。

九大:4割が福岡出身。75%が九州出身。

 

都道府県別に合計で正規化した値の分散をとった。

名大>北大>九大>東工大>一橋大>東大>阪大>京大>筑波大>=東北大

である。

 

さらに、もっとも出身者が多い都道府県を除いた分散をとってみる。なお、正規化はやり直していない(やり直すべきなのか?)。

東工大>京大>=阪大>筑波大>一橋大>=東北大>=九州大>名大>東大>>北大

 

意外な結果ではないだろうか?

もっとも、北大以外それほど大きな差はない。

 

ついで、Best5を全て除いてみる。こちらも正規化はやり直していない。

東北大>九大>残り7大学>名大

という感じになる。統計的に正しいのかよくわからんので参考程度。

 

日本の人口分布を考えると、もっとも多様性がないのは名大だろう。半分が愛知出身、75%が東海出身とは。この4県以外だと、100人以上名大へ送り込んでいる都道府県はなく、福井・長野から50人前後入学しているくらいで、もはや東海ローカル大学と言って良いだろう。

 

九大も大概である。4割が福岡なのは想像の範囲だが、75%が九州出身とは。なお、広島・山口を足すと8割を大きく超える。もっとも、ここまでで9県足している。

愛知以東の北日本、東日本出身者が少なすぎる。

 

衝撃だったのは京大である。近畿2府2県で50%とは思わなかった。なお、この2府2県の人口は日本の15%を占めるのみである。

 

もっと驚いたのは、東京から京大へ入学する学生はわずか100人(この年はたまたま少なかったようで、例年は120人前後の模様)。東京から東大へ入学する学生は1000人程度。昔は東大と京大で学生の雰囲気が違ったというが、この数字から考えると、今や校風で京大を選ぶ層はわずかと言えよう。

他の大学を見てもこれは少ない。京大には受かるが東大には少し届かない受験生の層は、おそらく早慶や医学部、一橋、東工大へ流れてしまっているのだろう。

 

阪大も京大と似たような傾向であるが、細部が異なる。

東京から入学する学生はなんと36人!1%程度である。もっとも、東京から名大へ入学する学生も21人(!)しかいない。まあ、京大と似たようなもので、阪大の学力層は早慶、一橋、東工大、あるいは東北大(こちらは100人程度)へ流れているんだろうなぁ。

 

また、京大より手頃な難易度になるからか、中国・四国・九州では京大より人気である(福岡・沖縄を除く。ただし沖縄は誤差レベル)。

 

北大は交通の便を考えれば、大奮闘。西日本からもちょこちょこ学生を集めている。

 

東北大は北日本からまんべんなく学生を集めている。出身者が100人を越す都道府県が13というのはすごい(もっとも、ギリギリ100人超えというところが多いが)。

 

筑波大も全国から学生を集めており、出身者が2桁いないのは3県のみ!

沖縄の30人がひときわ目を引く。この10大学だとトップ。難易度が手頃だからか、体育系学部のおかげか…。

直線距離だと遠くない栃木・群馬がそう多くないのが面白い。直線距離では近くとも、公共交通機関で向かうと時間が掛かるゆえ、心理距離はそう近くないのだろう。

 

東大は1都3県で半分、というのをどう捉えるかだが、人口も3割弱集まっていることを考えれば相当まともだろう。出身者が2桁いないのは4県のみ。これは筑波大に次ぐ(もっとも、学生数が多少多いことを考慮する必要はあるが)。

 

東工大・一橋大は関東ローカル。

この二大学はかなり似た分布となっている。難易度と地理特性を考えれば当たり前か。

西日本出身者がいなさすぎ。特に東工大

 

しかし、有名大も、世界的に見てローカルってだけじゃなく、日本の中で見てもローカルなところが多いのだなぁ…。この様子だと、地方大は文字通りローカル大なんだろう。良くも悪くも。

 

機会があれば、昔を遡って調べてみたいものだ。